壁画

10月に園庭にあるブロック塀を白くしました。

園庭がぐっと明るくなり、みなさんから
「明るくなりましたね!」
と声をかけていただき、やってよかったな!と思っていたのですが、
「せっかくだから何か絵もあったらいいね。」
という声も挙がっていました。

一言で絵と言っても難しく
二葉らしさを考えると、やはりアニメキャラクターの様なものは相応しくないと思い、
かと言ってどんな絵?
と言われると…

子どもと一緒に描くというのも良いのですが、何年後かに塗り替えなどを考えると、子どもの描いたものは消したくないし…

そんな時、偶然良い出会いがありました。

二葉幼稚園の卒園生でいらっしゃる花水台の自転車屋さん(ボインゴサイクルさん)にお邪魔した時のこと、店内にとても可愛らしい、正に幼稚園の壁画としてのイメージにぴったりとあった絵を描いていらっしゃる方がいらしたのです。

後日聞いてみると、平塚市の職員さんで、ご趣味で絵を描かれているとのこと。

自転車屋さんにお願いして、二葉幼稚園の壁に絵を描いてくださるか聞いてみてもらったところ快くお引き受け下さいました。

打ち合わせにいらしてくださった際には
「幼稚園バスに絵を描くのが夢だった」
とおっしゃっていたHさん。
「幼稚園バスは、園児の作品で装飾しています。」
とバスをお見せすると、
「とっても可愛い!」
と二葉らしさにも共感してくださいました。

ラフ画も完成し、横長の壁面に沿って四季の移ろいを表現した絵は繊細で、思わず近くに寄って見てみたくなるものでした。

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代休を使って、平日保育日に描き始めて下さった日には子どもたちがたくさん周囲に集まり、
「ここに花を描いたら?黄色がいいよ!」
ダンゴムシも描いて!」
「葉っぱの形はね、マルを描いて、真ん中に1本線を描くといいよ」
など子どもたちからの様々な提案に1つ1つ丁寧に応えてくださり、子どもたちの要望も取り入れて下さっていました。

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子どもたちが自然に集まるお人柄にも惚れ惚れし、素敵な出会いがあったことに感謝しています。

この日は春と夏が仕上がりました。この後は秋と冬が続いていきます。
また絵が増えて更に園庭が明るくなる日が楽しみです。